2000年8月2日

おはようございます。
mojiko.com
の魚住です。

本日のお品書き
・日刊デジタルクリエイターズ No.0666掲載原稿

日刊デジクリ
http://www.dgcr.com/
への連載、締切り前に無事原稿を送付、めでたく掲載されました。
今回のは、一般読者からの反響が即日ダイレクトに貰えています。
皆さんの廻りではも、似たような話があるのではないでしょうか?
事例があれば、参考までにぜひ教えてください。
因みに、全て実話ですが、何時の誰の何処の、という質問には、
一切お答えしません。不正に対する公務員の告発義務、という面
から説得をされても、具体的な話には沈黙を守りますので、よろし
くご理解をお願いいたします。
また、地元で私をいかがわしいやつと触れて廻っている人がいる
らしい、という件について、ご存知の方、ぜひ情報をm(..)m
いや、会ってみたいですよ。きっと私の気がつかないビジネスプラン
をお持ちのようですから、ぜひ教えてもらいたいです^^;

ところで、
日刊デジクリには、ip2000というピースボートに乗りこんで船中から
コンテンツを発信する、という企画をされている川井氏という方が
毎日リアルタイムにコラムを掲載していますが、前号で「デジクリの
コラムは平均30分程度で書き上げるが、感情が入ると1時間」と
書かれています。
羨ましい・・・。私、毎回半日かかっています^^;

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デジクリトーク
日本の嫌われる私^^;

魚住耕司
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私事ながら、5月に結婚して引越しをした。未だにバタバタと片付かない生活
をしながら、実家から少しづつ本を取り寄せたりして、自分の作業場 "ヲタク
部屋ともいう" を作っている。

懐かしい本

先日、実家の本棚から本を選んでいて、懐かしい本を見付けた。「af.8 アク
トンファイル98 1997年ネットワーク事件・事故レポート」。何が懐かしい
のかといえば、実は私の体験がこの本に載っている。"miscellaneous085"「マ
イクロソフトホームページコンテスト受賞者辞退」という記事がそれである。

ご興味がありましたら、私の個人サイトの方を読んで頂ければよいのですが、
簡単に説明すれば、webのデキを対象にしたコンテストに応募したら、受賞と
引き換えにサイトの権利を全部譲渡します、というトンデモな契約書への署名
を求められたので驚いて辞退、その後、主催者側が過ちに気が付いて、全受賞
者に対し契約条項を改めた、という話です。

私としては、主催者のマイクロソフトが、抗議した私に対してではなく、全受
賞者に対して契約条項を変更して譲渡の要求を取り下げて、改めて使用承諾を
求める、と約束したことがもっとも気に入ったのだが、私以外の誰からも苦情
や抗議がなかった事は不思議なことであったし、当時は雑誌として発刊されて
いたワイアード上で、この事件を紹介しながらその事に言及したライターの方
がいたのを憶えている。

ただ、後から思えば、権利について鋭敏なセンスのある人は最初の募集要綱を
読んだ段階で敬遠して近づかなかったのかもしれない。私の場合、写真雑誌等
への投稿をしたことがある為、少しマヒしていて、改めて契約書を見て初めて
正気になったうかつさがあったのであろう。

通じなくなった歴史の一ページ

懐かしさについ座り込んで読んでしまった。アクトンファイルという本は、今
でも編集され発刊されているのであろうか? あれからほんの3年である。し
かし遙に昔のような気がする。今では年鑑など書けないほど、良い意味でも悪
い意味でもネットは盛況である。

また、ネットに参加する人間にも良しにつけ悪しきにつけ、気負いやプライド
などはなく、"そこにあるもの"だからごく自然体で利用しているような気がす
る(電話を使うのに、いちいち心得や原理を考える人などいない)。だから、
あの時の私のした事・考えた事なども通じなくなっているとは思う。

少し前、そうあのビデオデッキの返品・修理のトラブルを告発した所謂"東芝
事件"が世間を賑した頃、上記の受賞辞退の件について、私に対して得々とこ
う批評した「友人」がいた。「魚住さん、マイクロソフトに因縁つけて大枚せ
しめようとしたけど、失敗したんでしょ」
・・・。

空いた口が塞がらず、はぁそうかね。そう理解したければ、どうぞ。と思った
ものである。

幻滅した宴の夜

それはともかく、あれは何年前だろう? 友人達と食卓を囲んだときのことだ。
まだジョブスはアップルに戻っておらず、アップルの苦境は続き、マック用ア
プリが出難くなっていた頃だったと思う。新しくマックを買った友人たちの、
その席での関心と話題は、誰の職場にあるフォトショッブのバージョンが一番
新しいか、という事とそれをどのメディアに入れて自分達の間で配ろうか? 
という話であった。

とんだところに同席してしまった、と思ったものだが、「正規ユーザーの前で
そういう相談をするな(私は、2.5EからのPC版のユーザー)」と、帰り道で言
う私に対し、「べつにいいじゃん」と答えた一人の声音・ようすを思い出して
みると、それが悪いことと、彼らは髪の毛一本分すら想像しないのだろう、と
思う。

ソフトウェアというのは、「そこにある」モノで、インストールしたところで
自分のマシンに何のトラブルも発生しない。互いが手に入るソフトを配布しあ
うのは、いわば自然発生的な共済行為であり、友情の証であろう。互いの友情
を証明し、厚くして互いに便利になる。何の不都合があるだろう? そんな良
い事に対して、どうしてはなっから誰も守っていない世間の勝手な決め事など
を持ち出して気にしたりする必要などがある? なんで他人からとやかく小言
を言われねばならぬ? というのが、彼らの「気分」であり、日本人の一般的
な常識とか正義というものではないか、と思う。

多分今でも彼らの間では、新しいPCやマックを手に入れた者に対して、友人と
してお祝いに色々なソフトをプレゼントしあっているのではないだろうか?
ハードディスクにあふれかえり、起動時にリソースが足りなくなるほどに。

オフィスだって・・・

他にも、オフィスの事例として、こんな光景が珍しくはないだろう。日本の何
処のオフィスでも、多分PC購入は大流行であろう。さて、某企業で、某課長な
りがノートPCなり買ったとしよう。すると、庶務係の方にはおそらくこんな相
談が来るのである。

「仕事で使うのだから、ソフトを貸してくれ」
この声をうけて、「このパソコンで使っている表計算のソフトは何処にある?
**さんも使うからフロッピーを出してくれ」と指示がされるのである。
「いえ、このPCに入っているスーパーオフィスはこのようにインストールして
使用中ですから、別のマシンにインストールはできません」
「法的に問題がある? それだけで、別になんも不都合は起きないだろう」
「兎に角だめなんです。金庫のお金をたばこ代に寸借するのと同じです。使用
しているからお貸しできるソフトはないことを説明してきます」

何処のオフィスの、誰の体験か、という質問・照会には一切答えない。誰にも
迷惑をかけたくないし、あらぬ疑いをかけてもらいたくないのである。ただ、
似たような事例は多分珍しくないだろうな、と思う。

ソフトなど、そこにあるのである。自分の属する組織の業務の為ではないか、
そこにあるソフトを使って、どうしていけない? 余所の会社なりが決めて押
しつけてくる七面倒なお約束事なんかより、自分達がより便利に仕事ができる
方が優先されるのは当然ではないか・・・。

世に背くことを誓ってしまった私

あの事で、私は"ソフト的資産の権利"という形而上で形のないものに対して、
神経質になったし、ならざるを得ない立場に自分を追いやってしまった。自分
の著作権という形而上な権利を守ろうとした者が、他人や他者の形而上的な権
利を侵してよいだろうか? いやいや、良かろう筈がない。可能な限り、気を
つけてしかるべきである。

そのように考えるようになった事は、私にとって幸せだったのだろうか? パ
ーソナルコンピュータというものが私のような変な人の道具から普通の人が持
つものになった今、私はいつも無用なトラブルを生んでいる人間になっている
ような気がする。別に気にする必要もないのかもしれないし、気にしたからと
いって、どうしようもない話ではある・・・。心中そう思ってもいるが、世間
の私を見る視線は冷笑を含んだものだろう、という事も想像はついている。

独自ドメインも嫌われる

上の事も、個人的には結構ヘビーなものだが、最近さらに面白い話を耳にした。
私は、"mojiko.com"という地元紹介のサイトを作って、「mojiko.comから」と
いうメールニュースを発行している。地元のニュースをできるだけ集めたいし、
面白いイベントなら、手伝いもしたい、と思う。同じ阿呆なら踊らねば損だ。
そう思って、色々と動き回っている。

そんなことは、誰に頼まれたわけでもなく、自分の生れ育って住んでいるこの
街が気に入っているからやっている事である。プロバイダーのサーバを利用し
ていた個人サイトの時代から考えると、かれこれ5年になる活動であり、個人
サイトのオーナーとして見本のような変遷だ、と思っている。

ところが、この間知人に警告を受けてしまった。
「最近になって怪しげな人間が怪しげな商売で儲けようとしている、と警戒を
されているようだ。活動を控えた方がいい」と。

うむむ、堅苦しい人間として嫌われ、好きなことを勝手にしていたら、あらぬ
疑いをかけられて警戒されてしまうとは、どうにも困る。第一、商売にする手
があるなら、教えて欲しいものだ。商才は、誰よりもない、と自負している。

確かに、イベントの中には、脇から口を出してくる人間がいるとパイの分け方
に支障が出る、というタチのものだってあるかもしれない。また、ネットなん
か知らない人にとっては、一個人がネットのことを口にして近づくだけでも、
十分胡散臭いだろう。知人は「プロには近づくな」とも言ってくれたのだが、
その言葉の裏は、そのような幾つかのパターンを差しているのかもしれない。

だが、悩んでもしかたがないタチのものである。どうせ地雷と同じで踏んでみ
ないとどうなるのかは分からない。ならば、どうせ好きでやっている事である。
嵌まったときは潔く吹っ飛ばされてしまうのを覚悟して、今まで通りに続ける
しかないのだろう、と居直っている。

何をしてもたどり着く先は同じ。
日本の嫌われる私の再確認なのだ、と思う昨今である^0^

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今回は、門司港についてのニュースなどが書けていません。
ごめんなさい。
次号では、八月のイベント案内等を掲載いたします。

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