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我々、SHOがデビュー当時から描いてきた事、それは、フッションショーと言うものをもっと一般の人の身近なものにする事でした。
自分達が少年の時、DCブランドブームの流れで日本の服飾界は大きく飛躍しました。
当時は、フアッションショーを見れる事、見れる人がステータスだったのでしょう。
現状はどうでしょう。流行?そんなもの有ってないようなものです。大量生産で、成るべく安いものを消費者に提供する事、これも大変素晴らしい事だと思います。しかし、このままでは、デザイナーが生き残れる道は、この先あるのだろうか。
十万人の人が着ているから安心できる服では、なく、一人一人が見て感じて、自分だけのスタイルを探してもらう事、ここに21世紀のデザイナーが生きるすべがあるような気がします。
いろんなメーカーが意地や見栄でフッションショーを行っているように感じます。
我々、SHOがデビューからこだわって来た事、
古き良き日本、
旅、
Do you like japan
やはり日本人だと言う事です。
正直に言って今の東京コレクションの意味が自分にはわかりません。
だからと言ってパリコレクションで発表するなどの慾もありません。
日本人だからこそ、東京コレクションにこだわりたい。そう思い立ち、そして今回その東京コレクションの舞台に、九州は福岡県北九州市に有る門司港駅のロケーションを選びました。
この町には、戦前にぎわったであろう街の匂いと影が残っています。
現在、門司港にアトリエを構え、街を感じながら人とふれあい作品を制作しております。
毎日、たくさんの人と話している中で、フッションショーはテレビで少し見たことがあるが着れない服、自分達とは、違う世界、そういう意見が一番多い気がします。
これは一般の人の素直な意見だと感じました。
たくさんの人達と触れ合う中、特に女性は、フッションショーを見てみたいという気持ちが大きく膨らんできています。
一般の人のフッションショーに対する価値観を考え直してもらう事、フッションショーのライブ化。自分の着ている服は、自分で感じそして、選ぶこと、これが21世紀デザイナーと呼ばれる人間の生き残れる道ではないか、と考えます。
なぜ門司港なのか、それは日本文化と西洋文化の出逢いの地、そしてその瞬間が今も息づいている。まさしく、今回発表したい"記憶"であるのです。
記録ではなく、あくまでも記憶、何かに書き残される記録ではなく、人の思い出や脳裏に焼きつくような"記憶"というテーマに合致するバックボーンを持っている地。この地で、日文化と西洋文化との生活の中でのコラボレーションを表現したいと感じています。
21世紀に向けKAIと言うブランドでSHOからソロで北九州は、門司港駅、九州の終発点でもあるこの駅で"記憶"をテーマに自分の新たなデザイナー人生への出発という意味も込めて東京コレクションを発表いたします。

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