MSのホームページコンテストの受賞を辞退した事について

 

六月二日の毎日新聞北九州版夕刊の九面に、

「著作権丸ごと譲渡を」「MS社、入賞者に要求」という記事が掲載されました。

この記事に書かれた受賞男性とは、私の事です。

以下に資料として、MS社から送ってきた文章をGIFファイルとして公開いたします。

皆様が著作権というものについて考える為の契機として頂けたなら幸いです。

また、今回の事について、できましたならご意見等頂きたい、と思います。

頂きましたご意見中、ご許可を頂けるものは公開させて頂けたら、とも考えております。

 


 

Microsoft HomePage Contest に応募したのは、昨年の十月の末か十一月でした。

すっかり忘れていたのですが、確か四月十四日の月曜日でした、仕事から帰ると、

四月十付で、Microsoft HomePage Contest Internet Assistant for Office95部門

で優秀賞受賞を知らせる郵便が届いていました。その挨拶文中に、同封の「著作

権譲渡誓約書」を四月十七日までに事務局へ郵送して欲しい旨が記入してありました。

同封されていた譲渡承諾書の文面は以下の通りです。

 


(以下「受賞者」という。)は、Microsoftホームページコンテストに

応募し、受賞しましたので、同コンテスト応募条件に従い、貴社に受賞

作品(以下「本作品」という)著作権(これを翻訳し二次的著作物を作成し、

かかる二次的著作物を利用する権利を含む。)を譲渡いたします。

また、本作品および本作品に使用した画像、音楽等の素材に関する権利

関係は添付の「オリジナリティーの保証書」記載のとおりであり、第三

者の著作権を侵害するものではないことを誓約いたします。

なお、受賞者は、貴社および貴社の受諾により本作品を利用する第三者

に対し、著作者人格権を行使いたしません。従って、本作品の修正・変

更による利用および受賞者の氏名を表示しない利用に対して、一切異議

を申し立てません。


同封の「オリジナリティーの保証書」の内容は以下の通りです。

 

本書の質問につき、回答欄に記入してご回答ください,

本書の記載につき、当社から補足の質問をさせていただくことがあります,その際は、

ご協方をお願いいだします。

本作品の名称:

作成者の名称:

住所:

TEL

職業・勤務先:

本作品の制作にあたり、使用しだオーサリング・ツールその他コンピュータ・ソフトウ

ェアの名称 (ヴアージョンまたはリ リース番号まで記載してください。)およびその著

作権者の名称全てを記栽してください。

・ソフトウェアの名称

・権利者名

4・本作品の制作に使用しだ画像、音楽等の素材についてお答えください。

1) 受賞者以外の第三者によって撮影・制作・作曲等の創作がなされた素材が使用され

ていますか?

・はい( )

・いいえ ( )

2)上記1)で、「はい」と答えだ方は、

a 第三者の素材の内容、入手の方法およびその著作権者名を全て記載してくださ

素材の内容

入手の方法

著作権者名

b 受賞者以外の第三者(当社を含みます。)が本作品を複製、頒布、宣伝等への

第二次使用を行うにあたっては、別途の許諾を受ける必要がありますか?

・はい( )

・いいえ( )

・不明( )

1.本作品には第三者の秘密に属する事柄または私人のプライバシーにかかわる事柄が

含まれていますか?

・はい( )

・いいえ( )


最初に浮かんだ疑問は、

・譲渡する範囲

「フロッピーで応募したものが対象なのか?ASKさんの私のサイト自体が

対象なのか?」

という点と、

・私が著作人格権を行使できない対象は、

「ホームページ全体のレイアウトやデザインなのか、それとも個々の画

像自体もマイクロソフトが自由に使用・譲渡でき、作者の私には発言

権が無いという事なのか?」

という二点でした。

 

この問題では、行き付けのBBSであるniftyserve、FGRAPHICにある著作権問題を主に扱う

会議室でアクティブに活躍されている加藤直之さんと福島一也さんに失礼も省みず個人的

にMAILを出して相談したり、地元でMLを開催しているNFKというサークルの総会で知り合った

毎日新聞の前田記者さんに相談したりして、どうしたものか悩みました。

そもそも、個々の作品は、独立した著作物であり、「ホームページ」という一括りで捉えられ

るものではありません。また「ホームページ」という形の著作権の譲渡についても、「翻案権

(27条)」や「二次的著作物の利用に関する原著作者の権利(28条)」とは、本来譲渡を求めうる

ものなのかも疑問です。また、著作人格権の放棄もそうですが、募集要項には明記されていません。

私のホームページは、言ってみれば画廊です。そして、私は機会がある度に、「展示作品の所有者

は誰?」と、マイクロソフト或いは事務局へ問うたつもりです。しかしながら明快なお答えは一度も

頂けませんでした。

私は、「使用の許諾」ではなぜいけないのか?それならいつでも許可する旨も伝えました。が、受け

入れられませんでした。

以上の様な事情により、やはりこの様な不明確な条件での譲渡はできない、と考え、マイクロソフト

社が、あくまで私へ著作権の譲渡を求めるならば、「辞退」する、とその旨を伝えた次第です。



以下の資料をご覧ください。 

マイクロソフトから確認の為送ってもらったコンテスト募集要項

審査結果の通知

譲渡承諾書

事務局への私の質問と回答のMAIL

(MS社からは電話だけでした。そして私の家では電話の録音装置がありませんから記録がありません)

今回の事について、MS社への私の見解

6/25到着したMSからの提案 ( 重要!! )

7/23マイクロソフトの方とお会いしました。(解決です)

7/25日毎日新聞夕刊の記事

>7/25頂いた「承諾書」文面

 

今回の私の行動について、 お読み頂いた皆様からのMAIL

 

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