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この度は、「INSCAPE − うちなる眺め − Vol.1」 にお越しいただいてありがとうございました。 私は、意識と無意識のすき間にあるイメージを探してきました。心理的なメカニズムによって繰り返される記憶の変容と忘却を追いかけてみたいと思いました。無意識の扉を開く作業だといってもよいでしょう。作品「浮遊する記憶」シリーズは、無意識の世界に追いやられた普段は自覚することのできないイメージを探し出すことから始まりました。 今回の「INSCAPE − うちなる眺め − 」シリーズも基本的には同じ考え方で制作しております。ただ、より「うちなる」ものに近づきたいと思い、赤外線フィルムやカビの生えたレンズ撮影してみました。私たちは写真のように克明に世界を見てはいないからです。曖昧で気紛れな残像をつなぎあわせて「うちなる」イメージを構成しているからです。リアリズムをいったん放棄することによって、より無意識のリアリズムに近づくことができるのではないかと思います。皆様それぞれのINSCAPEを感じ取っていただけば幸いです。
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